当院で治療を行った子の経過をご紹介いたします。
(手術画像もあるため、苦手な方は注意してください)
このネコちゃんは16歳の男の子で、前日からの嘔吐と食欲低下で来院されました。
血液検査からは黄疸、膵炎が見つかり、
画像検査では腹水(重度の炎症性)と腸管病変が見つかりました。
腸管の病変部は以下に示す通り、腸管の構造が崩れ、さらにその周りに大網と考えられる組織が異常な形態で囲んでる状況でした。
○で囲んだ箇所が腸を輪切りにした超音波検査所見です。
正常では腸管はきれいな5層構造をとっていますが、ここでは層構造が壊れ不明瞭になっています。