●誤飲誤食
特に犬では誤飲誤食の頻度は多く、人用の食べ物、コインやボタンなどの小物、おもちゃ、道具まで、様々なものを食べて飲み込んでしまいます。
食べて問題になるのは、①人用の食べ物の場合、犬にとっては禁忌なものがあること(チョコレート、玉ねぎなど)、②コインやおもちゃの場合、消化されず胃にとどまること、③さらに胃から小腸に流れて、その途中で腸に詰まってしまうこと
① 大量に摂取すると、場合によっては中毒やショック状態に陥る為、早急な対応が必要になることがあります。
② 胃にとどまることで胃を荒らしたり刺激したりして、嘔吐などの消化器症状を呈することがあります。ただし、胃の中に1年以上とどまって、何も症状を呈さないこともあります。
③ 食物の通過障害が起きる上、腸への循環不全が起きるため、嘔吐や下痢の症状が出ます。さらに悪いケースでは詰まった異物が腸を貫通して、強い腹膜炎を呈する場合があります。
ご自宅で目撃したことや気づいたことがあれば病院に相談し、素早く対処する必要があります。